齋藤一徳おすすめ|シニア芸人
第7世代と呼ばれる、勢いのある人気若手芸人とは対照的に、熟練されたテクニックと何よりもたくさんの舞台を踏んできた経験が光る、実力派の芸人さんも多く存在している。
中でも注目したいのが、60歳以上のシニア芸人さん達だ。
浅草の舞台に立つシニア芸人さんはテレビでも「ナイツ」や「オキシジェン」がネタにしていたり、その個性的なエピソードに注目が集まるところでもある。
例えば「ゲロゲーロ」でおなじみの「青空球児・好児」は、最後のお笑い第1世代と呼ばれている。
センターマイクを使わない漫才で、青空球児さんは一般社団法人漫才協会の会長をなさっている。
それぞれコンビを組み直した後に人気が出た。
シニア漫才で特にその実力が如実に出るのが、夫婦漫才だと思っている。
その中でおすすめなのが、「東京太・ゆめ子」だ。
母ちゃんの尻に敷かれている弱い旦那の東京太がゆめ子に押され気味で話がすすんでいく漫才スタイルで、東京太がことごとくゆめ子に振り回されながら、あしらわれる様がとてもおもしろい。
そのオーソドックスでわかりやすい笑いは、シニア世代のお客さんはもちろんのこと、幅広い世代に通じる漫才だと思う。
ぜひ、シニア芸人にも注目してほしい。